「お忙しいところを申しわけありません。」
「いえ、たまにはこういう話も必要ですから。」
いつものように、お茶が準備された。
「奈緒美さんもそろそろお帰りですか。」
しばらく言いよどんだが、
「、、、奈緒美ですね、、、実は奈緒美は学校が終わった後、お友達とコンサートに行くと言っていましたので、遅くなると思います。」
さすがに原口の表情がくもる。秋子の表情からしても意図は明白である。
家庭教師という仕事をしていると生徒の母親と特別な関係を持つことがあってもおかしくないように思われがちだが、実際は、そう単純なものではない。迫ったり、迫られたりする関係では、うまくいかなかった場合、大きなトラブルとなる。たとえ自然にそうなったとしても、なかなか隠しおおせるものではないし、たとえうまくいっていても、生徒の卒業などで関係の必然性が失われる場合もある。なかには、生徒にキスしている現場を見られるドジをやる者や、デートを知り合いに目撃されるなどと失敗に終わることは多々ある。何よりも痛いのは、そんな失敗によって、職を失う可能性が高いことである。数は少なくとも、そんなうわさを耳にすると、実際にはたとえ誘惑があっても屈するというまでには至らないのが現実である。やはり背に腹は変えられないのだ。
今日は、奈緒美の勉強部屋ではなく、リビングに通されている。ソファにかけた原口の隣に秋子が腰を下ろした。秋子ももちろん本気である。
「失礼させていただいたほうが、いいようですね。」
原口は席を立とうとした。妻と別居中の原口にとっては、据え膳食わぬ手はない様にも思えるが、決して安全ではない。君子危うきに近寄らないのが、この場合、最善のようである。
しかし、秋子の行動は早かった。原口に抱きついたかと思うといきなり原口の口を吸った。奇襲を食らいやや呆然としている原口の手を秋子の手が取り、自分の乳房に触れさせた。ここまで来ると原口も男である。重ねた唇を押し開き、秋子の柔らかな舌を探り始めた。
もう、かなり暑い季節である。元々、秋子も着ているものはそんなに多くない。それでも上半身は普通の身なりだが、ブラウスや下着の裾をたくし上げるのにそんなに時間はかからなかった。背中に回された手が、簡単にホックをはずす。Fカップから胸がこぼれたが、原口の手が乳房をささえ、指先は器用に乳首をまさぐり始めた。
原口はもう何ヶ月もたまったままである。有無を言わさず股間が膨張する。秋子もたまったものを吐き出すように、たくし上げられて首の下にゴロつく衣服を脱ぎ捨てた。あらわな胸から汗ばんだ背中へと手指が這いまわる。その間も秋子と原口の舌と舌とがからみあう。
ここまで来るともう何も止めることはできない。原口は勢いよく秋子のスカートの中に手を差し入れ、茂みを目指した。秋子はストッキングを着けていない。じっとりと湿り気を帯びたももの内側を坂口の指が這って行く。
「ああっ、、、」秋子の口から小さなうめきが漏れる。
茂みを包む布をはがさねばならない。這い上がる指が茂みに近づくにつれ、秋子の息遣いが荒くなった。
(続く)
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- 2010-04-27
- 人妻たちの悦楽
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